新国立劇場で開催された「明るすぎる劇団東州」定期公演が、かなり話題になってるようだ。
今回は、ゲスト出演で本物のプロレスラーが登場し、かなり激しく盛り上がったからね。
初日は、タイガーマスク、ザ・グレートサスケ、西村修が登場したことは書いたけど、二日目はブル中野、三田英津子、山田敏代が登場したそうだ。
新聞記事にも書かれているけど初日とは違った演出で、ものすごい爆笑につぐ爆笑となったらしい。
この日見に行ったワールドメイト会員の仲間によると死にそうなほど面白かった、過去最高だったと言っていたからメチャクチャ盛り上がったようだ。
アレー人がオカマで、3人がかりでぼこぼこにされ、ブラジャーをはぎとられたりしたそうだ。
そんな爆笑の演出を初日、二日目と、出演者に合わせて両方考えられるところが深見東州先生らしい。
どこまでも楽しませたいと、エンターテイメントに徹している姿勢がうかがえるよね。
それから、以前一度だけ見たことがある「雨」も、かなり演出が変わって再登場した。
それぞれに性質の違った雨たちが、実は不思議な縁で結ばれていて、最後には仲良く共存していくストーリーに、ほのぼのとした暖かい余韻が残った作品となった。
雨に人格を持たせるところが戸渡阿見団長の脚本らしいけどね。
他の作品でも、いろいろな自然が人間のように感情や意識を持って登場する。まるでそれが真実であるかのようにね。
そして、すべての作品に何かポジティブなメッセージがはいっている気がした。
だから大爆笑のなかにも、さわやかなであたたかな余韻がいつまでも残るんだろうね。
また、来年の定期公演までが待ち遠しく思えてきた。
「明るすぎる劇団・東州」に初代タイガー、サスケ、西村ら伝説のレスラーも参戦
東スポ 2014年10月16日 12時00分
戸渡阿見(ととあみ)団長こと深見東州が率いる「明るすぎる劇団・東州」の定期公演が先日、東京都渋谷区の新国立劇場で2日間にわたって行われ、深見自らが書き下ろした4つの演目が披露された。新作として初上演の「アレー人」では舞台上に本物のリングが登場し、プロレス界の生ける伝説たちがサプライズ出演するなど大盛り上がり。2日間で2000人超満員の観客は終始“笑いあり、感動あり”のステージを楽しんだ。
開演を知らせる暗転から幕が上がると、衝撃的な光景が目に飛び込んできた。オープニングとなる「黄金伝説〜清拭篇」のステージには、頭上に2つの“タマ”をつけた全身金色の男が立っていた。
実は奇妙な姿の男は、交通事故で意識不明となった元暴走族のキンタマ。病室でナースが行う清拭や医師の診察に対する感情をダンスで表現する。
失笑とも嘲笑とも取れる「クスクス…」という声に追い打ちをかけたのが、次々と姿を現す出演者のビジュアルだ。金色の衣装をまとった主人公に不可欠な“お袋様”や現在ブレーク中のお笑いコンビ、日本エレキテル連合風のメークをした医師&ナースなど、もはや何でもありの状況に、開演から5分もたたないにもかかわらず、会場は既に爆笑の渦に包まれていた。
新国立劇場の舞台コードギリギリの演目に続いては、今回の目玉の一つ、最新作「アレー人」がスタートした。1人の青年が出会ったのは、「アレー」と「マレー」しか言葉を発さない未知の人種。このアレー人の正体に迫るのが主なストーリーとなるが、偶然見つけたテレビのスイッチをつけた瞬間、誰も予想だにしない急展開を見せる。
ステージに突如本物のリングが現れ、初日はそのマット上にプロレスラー西村修とザ・グレート・サスケが登場! その直後、なぜかアレー人がリングイン。突然組まれた1対2の変則マッチに、観客は一瞬あっけに取られていたが、ゴングが鳴ると“聖地”後楽園ホールさながらの応援に変わっていった。西村のエルボースマッシュやダブルアームスープレックス、サスケとのツープラトン技にアレー人が劣勢となると、さらなるサプライズが起こる。
会場に流れたのは、戸渡阿見こと深見が歌う「タイガーマスク」の入場テーマ。客席がどよめくなか、初代タイガーマスクがアレー人の救出に現れた。初代タイガーが「思いもよらない熱烈なる歓迎を受け、最高の気分でした」と語るタイガーコールが響くなかで、サスケをソバット合戦の末に空中殺法で一蹴。最後はトップロープからのフライングヘッドバットで3カウントを奪った。
2日目は、何でもありの混沌とした展開に…。リング上に現れたのは、三田英津子、ブル中野、山田敏代。
3対1でアレー人と凶器ありラフファイトありのバトルを行い、会場を沸かせた。最後はブルのラリアートからのヌンチャク攻撃に三田、山田のツープラトンでのブレーンバスターで勝負あり。前日とは打って変わって、この日は“おかま”となったアレー人が3カウントを奪われ、初日と違う演出に2日間通して訪れた観客も大満足の様子だった。
歴戦のレジェンドにとっても演劇の舞台での試合は初体験。初めはどんなものが出来上がるかわからない不安があったが、「劇団の方々と目指す方向が融合した」(西村)リングに、会場からは「ありがとう!」の声が相次いで送られた。
この反応に異例のコラボの仕掛け人となった深見は、「これからもこの舞台でプロレスの熱狂をお届けします」と新国立劇場を新たな“プロレスの聖地”とする野望をぶち上げた。
休憩を挟んだ後半では“笑い”に“感動”がプラスされた2作品が上演。琵琶湖が舞台の「雨」では春雨、ドシャ降りの雨、横なぐりの雨の3種類の雨が、出会いから嫉妬や言い争いを経て、最後は仲良くなる様子をタップダンスで表現した。会場には家族連れの姿もあり、子供に向けた深見からのメッセージも垣間見えたような作品だった。
最後の演目となったのは「広辞林」。井の頭公園にある架空の森に1人の青年が迷い込み、不思議な経験をする。はじめこそ魔女の森を思わせる幻想などに戸惑いを見せていたが、偶然見つけた美しい木との出会いでストーリーは加速。恋の物語へと変わり、誰にも触れてほしくないという思いを“天然記念物の標識”を立ててかなえる純情ドラマで幕を閉じた。
この日披露されたいずれの演目にも「意外性も感動もあり、格好つけないで演じる舞台が大衆演劇の魅力だと思う」という深見の演劇観が伝わってきた。深見と7人の劇団員が演出する「明るすぎる劇団・東州」は来年も笑いにあふれた舞台を届けに戻ってくる。