ワールドメイトでは、クリスマスを通過儀礼の一つとして、毎年大事にしている。
その年によってやり方は変わるけど、しっかりクリスマス気分を味わうようにしている。それはそれで大事なことだからね。
でもこの時期には、もう少し深い意味もある。
12月22日は冬至で、一年で最も昼が短く、夜が一番長い日になり、陰のもっとも深まる時だと言われていた。
しかし、その日から日一日と陽は長くなっていくので、陰きわまりて陽、そこから「一陽来復」という言葉も生まれたようだ。
この「一陽来復」というのは、とてもおめでたいことだとされている。それは人生の春、つまり幸せの始まりになるからだそうだ。
季節としての春は、まだ実感できないけど、それどころか今から本格的に寒くなっていくよね。でも、無形の世界、先天の世界では、23日には一陽がでていて、すでに春は始まっているそうだ。
地中にある植物が栄養を蓄え、芽を出す準備を始めているかのように。人間なら無形の宝を積んでいると、陰極まりて陽で、陽の兆しが出てくるということなのだろう。
今が厳しそうに見えても、見えないところでは、すでに「一陽来復」が出ていて、やがて目に見える形になっていくんだろうね。
さらに言うと、その無形の宝を積めば積むほどに、幸福の根もどんどん太くなるので、新しい芽もどんどん出て、幹も太くて、実りが続いていくそうだ。
だから深見東州先生のように長い期間をかけて十分な実力を蓄え、陰徳をたくさん積んできた人は、ものすごく太い根や幹になっているので、次から次に社会で大きく花開いて行くようになる。先生にも、今、驚くほど大きな実りが次々にやってきているのは、まさにそういうことだよね。
ところでワールドメイトでは、サンタさんは、北極星の神さまの象徴ですと言われていた。
そして一陽来復の一陽の春の始まりの芽を持ってくるそうだ。だから目には見えないけど、すばらしい贈り物をもらってるんだよね。
それは子供達の才能の芽だそうだ。それがやがて先生との出会いや勉強などによって、本当の才能として磨かれていくようになるそうだ。
だけど、実際には両親がブレゼントをくれたりするから、サンタクロースを信じる子供も減ってるようだ。でも、そういう北極星の働きの象徴で出てくるのがサンタさんなので、サンタはいると信じる方がいいことがあるよね。
それから、両親からのプレゼントをもらえなくて寂しい思いをしてる子供達もいるので、ワールドメイトでは 1999年から、孤児院に行って子供達にクリスマスプレゼントを届けている。
日本の孤児院は300以上あって、だいたい25000人くらいの孤児たちがいるそうだ。
施設によってはポリシーで受け取れないところもあるけど、今では、およそその半分くらいのところに、ワールドメイト会員がサンタクロースに扮して届けている。
そこでは毎年歓迎されているようだ。
今年もサンタクロースとトナカイの着ぐるみを着て、ゲームや、子ども達にプレゼントを持って来て下さいました。
クリスマスソングを披露して下さり、知っている曲になるとそれぞれ口ずさみながら、楽しみました。
ところでクリスマスはキリスト教の聖なる日になるけど、実は、キリスト教以前から、この冬至の頃には、世界のいろいろなところでお祝いをしていたそうだ。
古代のペルシャでは、ゾロアスター教の前にミトラ信仰というものがあったそうだ。それがゾロアスター教の隆盛によって下火になりつつもゾロアスター教にも取り入れられたり、継承されてギリシャやローマに伝わり、古代ローマでミトラ教として隆盛したそうだ。
そして初期キリスト教とライバル関係にあったと言われていて、キリスト教がローマの国教になるなどして、やがて衰退し滅んでいくけど、「もしキリスト教の成長がいくつかの致命的な病によって遅らせられていたなら、世界はミトラ教化されていただろう」という著名な宗教史家の発言もあるほどだ。
また、キリスト教はたくさんのものをミトラ教から取り入れたと信じる人も多く、あまりに似ているので、キリスト教徒の中には、悪魔がキリスト教を模倣して作った宗教だとして批判する人もいるそうだ。キリスト教からするとこれはタブーな話なのだろう。
そしてローマ帝国時代の12月25日(冬至)にはミトラ教徒の祭典があったそうだ。ミトラ教徒は太陽神ミトラが冬至に再び生まれるという信仰をもっていて、冬至を祝ったそうだ。冬至を境にして日が長くなるからのようだ。
現在の12月25日は、キリストの誕生日として「クリスマス」になるけど、実はこのミトラ教徒の祭典が、キリスト教に取り入れられたものだと言われている。
本当は、これがクリスマスの原型だったわけだね。
その古代ペルシャにはシリウス信仰があったらしい。
アケメネス朝ペルシャ(紀元前550年 - 紀元前330年)の首都ペルセポリスは、真南から東に20度傾けて作られていて、新年(古代ペルシャでは大晦日が冬至)を迎えるとき、真正面に輝くのがシリウスだった。
この冬至の日にミトラが再び生まれると考えられていて、その傾きは聖方位といわれているそうだ。
さらにミトラ教が盛んだったギリシア、ローマ、メソポタミア、ペルシアなどの都市の、神殿や墓地などの多くにも、聖方位の方向を向いているものが多数確認されているそうだ。
そして、何と日本の聖徳太子の時代に作られた斑鳩京にも、多くの建造物や道路にこの聖方位が見られ、当時、ペルシャ人の技術者など、たくさん来ていたと言う研究者もいる。
ペルシャ人がこの時代に来ていたことは、ワールドメイトでも聞いたことがある。平氏を名乗る人にも、ペルシャ人がけっこういたようだけどね。