ワールドメイトで、慧能禅師の風幡問答の話を聞いたことがある。 これは、無門関という説法集にも載っている有名なものだ。 その慧能禅師というのは無学文盲だったけど、達磨大師を初祖とし、その法を継承する禅宗の六祖にまでなった中国の偉い禅の僧になる。 その宗風は、のちに南伝の禅宗と言われるようになり、そこから中国での禅宗の隆盛へとつながっていくから、中国禅の元になった人でもある。 で、風幡問答の内容になるけど、ある二人の坊さんが、旗が風にひらめいているのを見て、 「旗がひらめいている」 「いや旗では ...