ワールドメイトと深見東州先生の評判

ワールドメイトが霊感商法大手って何よ?

最近ネット上で、霊感商法大手のワールドメイトという言葉が、一人歩きしていたようだけどね。

チラホラ気にはなっていたけど、まぁ、あまりにアホらしい内容なのでどうでもいいかなって思っていた。

昔々、オーム真理教が世間を騒がせた頃は、ワールドメイトのことを全く知らない人から、おたくもオーム真理教みたいなとこですかって聞かれたことが何度かあったけどね。

ワールドメイトのことを何も知らないのに、新興宗教というだけで、そう思ってしまう人が世の中にはけっこういるんだなと気付かされたけどね。

今回も、統一教会のことが世間を騒がせているから、またしてもそんな影響なのかなって、それにしてもハタ迷惑だなくらいに思っていた。

するとどうも少し違ったようで、そのことについて詳しく検証しているジャーナリストの記事があったから、それを読んでみた。

イメージ画像がなんだか気持ち悪いのでリンクだけ貼っておくけど。

http://hodotokushu.net/kaiin/kiji20221010l.html

一応、その記事にもとずいて、なぜそんなひどい噂が立ったのかを簡単にまとめてみた。

7月初旬に安倍総理が凶弾に倒れ、その背景には犯人の統一教会への憎悪があったと、メディアが散々に報道してきたよね。

それだけならまだしも、今度は統一教会と自民党の議員がズブズブだったかのような報道が多くなされ、立憲民主党などは自民党を攻撃する材料にしているよね。

実は、それが背景になっていたとは。

それで同じ頃、ワールドメイトが立憲民主党に1億の献金をしているという怪しげな表が出回っていたそうだ。

それを見て、ワールドメイトに目をつけたTwitterのユーザーやユーチューバーがいたんだね。

立憲民主党への献金だけが突出している党派別献金一覧票とやらをもとに、ワールドメイトと立憲民主党はズブズブの関係じゃないか、これをどう説明するのかと。

立憲民主党は統一教会と自民党の関係のことばかり叩いているけど、ワールドメイトと立憲民主党の関係は問題じゃないのかと、立憲民主党の議員に迫る人が出てきたそうだ。

要は、統一教会と自民党の関係を批判する立憲民主党の議員や、立憲支持の人たちに対して、業を煮やした自民党支持や保守系の人たちが、立憲民主党への皮肉とブーメランの意味を込めた反撃材料として、ワールドメイトを利用したとのことだ

さらに政治献金だけでは弱いと思ったのか、誰かがワールドメイトは統一教会と同じくカルト宗教であり、霊感商法の大手として有名だというデマまで混ぜ始めた。

まぁ、立憲民主党の批判材料にするのであれば、その方がより都合が良いだろうからね。

そこで、このアミさんのツイートのような内容が、バンバン拡散されてしまったようだ。

それでワールドメイトが風評被害にあっているなと、先ほどリンクした報道特集というサイトを運営するジャーナリストが検証していた。

ネット上では真偽を確かめることなく、一気にトレンドになって拡散されてしまうことはよくあることだけどね。

ある人物や団体の評判を落とすために、意図的にフェイクニュースを流す人もいるようだし、フェイクニュースを本当に信じてしまって、自分なりの正義感だけで十分に確かめもせず、それを拡散してしまう人もたくさんいるよね。

実はその立憲民主党に一億の献金をしてきたという表の計算そのものが間違っていたことが、そのサイトではしっかりと検証されていた。

その根拠としている数字を足してみると、今の立憲民主党になってからの献金額は、実はゼロだったという、とんでもない表だったことが判明していた。

つまり誤報に基づいて、風評被害がおきてしまったわけだよね。

まぁ、それにしてもそもそも宗教団体が政治献金をしてはいけないという法律はないんだけどね。

宗教団体による政治献金は日本における政教分離の原則にも、全く抵触しないからね。

政教分離の原則とは?憲法判例とともに解説します!

もし宗教団体から政治献金をもらった政党が、その宗教団体のためにだけ何か優遇措置をとるとか、多大な便宜を図って国の政策に反映させるとか、国が特定の宗教に対して政治的、あるいは経済的な特別な恩恵を与えていることが証明できれば、それは政教分離の原則に引っかかる問題になると思うけどね。

実はワールドメイトは国から恩恵を受けるどころか、逆に言われのない強制調査で風評被害にあってきた事実を、ワールドメイト会員じゃない人は全く知らないよね。

そのことも含めて、20年以上宗教法人になれなかったワールドメイトが、突然民主党政権の2012年に認証されたとして、立憲民主党への多額の献金というフェイクと結びつけてズブズブの関係という勘違いについても説明しようかな。

そもそも宗教法人は認可性ではなく認証制なので、宗教活動を行っているという書類関係を提出することで、数年で自然と認証されていく仕組みらしい。

ところが古いワールドメイト会員は知っているけど、1993年にワールドメイトに突然マルサがやってきて、2回も強制調査をしたんだよね。

いやぁ、ちょうどワールドメイトに寄ろうとしていたら、スーツ姿の役人さんたちが数人で段ボールを運んでいたので、何事なんだろうって驚いたのを今でも鮮明に思い出すけど。

後で聞いたら、なんでもワールドメイトが莫大な金塊か財産かを隠し持っているという確かな情報を得たので、いきなり捜査に来たらしい。

ヒャァ~、そんな馬鹿な話がと思いつつ、案の定ガセネタだったので、大かがりな全国一斉捜査をしたものの何も出てこなかったそうだ。

それで脱税の疑いは晴れたんだけどね。

実はそのころ、分派活動していた幹部がいて、その人が仕組んだことだったそうだ。

それ以外にもセクハラや労働問題、寄付の返還などで提訴したり、ワールドメイトに揺さぶりをかけてきたけど、最後は深見東州先生から歩み寄られて円満な形で解決されていた。

もともとセクハラも作り話だったからね。

まぁ、ワールドメイトも初期の10年くらいは、組織的にも未熟というか未完成だったろうから、いろいろな対応に苦慮するようなことも起きやすかったのかも。

問題はマルサの査察調査から2年後の1995年に、今度は担当の荻窪税務署が、ワールドメイトは、(現)日本視聴覚社の一部であるから宗教団体ではないとみなして、一方的に数十億もの追徴課税を課してきた。

もともと荻窪税務署さんの指導により、宗教活動と営利活動を分けてくださいとのことなので、ワールドメイト内の営利事業に関しては、法人として(現)日本視聴覚社が別に作られたそうだ。

そして定められた税金を、言われる通りにきちんと納めていたそうなのにね。

そのように税務署から言い出した内容なのに、なぜ急に解釈を変えてくるんだろっうて訝しく感じるよね。

そのバックにはマルサがいるわけだけど、これは大規模査察調査不発の意趣返しというより、国策的な意図で行なっていると、当時あるジャーナリストが指摘していたらしい。

実は偶然、昔ある雑誌で読んだ内容だけど、1993年に自民党は選挙で敗れて下野し、公明党を含む細川連立政権に変わったよね。

その翌年には自社さ連立で与党に返り咲くけど、その頃、自民党は公明党に対してお灸を据えようと思ったらしい。

それで、創価学会と自民党の間に暗闘があったようだけど、圧倒的に自民党の力が強かったらしくて、それに懲りて、やはり公明党を与党にしなくてはと思ったとか、そんなことが書かれていたように思う。

まぁ、真偽のほどはわからないけどね。個人的には納得できる部分もあった。

先ほどのジャーナリストの見解によると、ワールドメイトは、国税が創価学会インターナショナルに課税するための研究材料だったとのことだ。

まぁ、そんな話もあったようだけど、それは置いといて話を戻すけど、追徴課税を不服としたワールドメイト側はすぐに荻窪税務署を提訴する。まぁ、当然だよね。

しかし相手のバックはマルサだし、結局そこからさらに12年間もの長い時間を経て、2006年にようやくワールドメイト側の完全勝利で終結となった。

今思うと、相当に大変な時期だったと思うけど、実はワールドメイト会員の自分達は、全くのんびりと活動を楽しんでいたけどね。

なにしろ一番大変なはずの深見東州先生が、まったく変わらずに、ますます明るくエネルギッシュに、さまざまな活動をされていたから、何の心配もしてなかった。

今思うと申し訳ないけど、裁判の大変さなんか、自分たち会員は全く知らなかったし気にもしてなかったんだよね。

まぁ、その代わり裁判の間接的な影響もあるのか、その期間は一部のメディアやジャーナリストが、ワールドメイトをネタにして叩き出したから、風評被害はかなりあったと思うけど。

深見東州先生も超忙しいし、裁判なんか面倒なことはしたくないとは思うけど、そのままほっておくわけにもいかないよね。

放置してしまうと、ただでさえ宗教が相手だと何でも書いて良いみたいな風潮があるのに、ますます怪しいことを書かれて風評被害が広がり、ワールドメイト会員にまで被害が及ぶからね。

そういうわけで、ワールドメイトはメディアやジャーナリスト相手に訴訟をせざる得なかった時期だった。

ただ、国との裁判が続いていたためか、裁判所の判決もワールドメイト側にとっては、決して満足がいくものばかりではなかったと思う。

裁判所は行政とは分離しているはずなんだけど、やはり影響を受けてしまうようだし、当時の状況からするとたぶん忖度もあるんだろうね。

逆に国税の問題がワールドメイト勝利で終結すると、騒ぐメディアもめっきり減ってしまい、それ以降は訴訟するようなことも無くなったようだ。

もう一つ思い出すのはその時期に、ワールドメイトを過剰に批判して訴えられたジャーナリストや弁護士が集まり、ワールドメイトの被害者を救済する会を立ち上げたことだ。

ネット上では、ワールドメイトへの加害者が作るワールドメイト被害者の会だとか、被害者がいない被害者の会だとか、揶揄されていたようだけど。

まぁ、ワールドメイト会員同士で個人的なトラブルが起きることはあっても、ワールドメイトが組織的に被害者を出すようなことはありえないと思っていたから、ホント不思議な会だなって当時思ったけどね。

案の定、そんな会ができても、ワールドメイトで被害にあい、なんらかの訴訟問題に発展したという話はその後も全く聞かないからね。

まぁ、一部の個人的な批判ブログやサイトは今でも残ってはいるようだけど。

ワールドメイトはなかなか他にない特徴がたくさんある宗教団体だから、すごく面白いし、ここが本物だという人もたくさんいる反面、必ず不満を抱く人も出てくるよね。

組織を作れば当たり前のことだけどね。

もし組織的な詐欺行為があったり、労働の強制や強要や、無理矢理高額な献金を迫るとか、また、退会したくても退会させてくれないなどがあれば、当然問題になると思うし、改善するべきだけどね。

でもそのようなことは全くないからね。

ワールドメイト会員になっても、中にいる会員もいろんな癖を持つ人だっているし、またワールドメイトとの考え方の違いだったり、理解の方向性の違いだったり、いろんなすれ違いも出てくるとは思うけど。

そう簡単に理解できるほど、ワールドメイトは単純な宗教ではないところが、長所である反面マイナスになることもあるのかな。

ともあれ国税との裁判による間接的な影響で、風評被害もかなりあったのに、ワールドメイトは国を相手に損害賠償を求めることはしなかった。

そして今日まで誠実な運営をされてきた。

こちらの記事も参考にしてね。

https://www.worldmate.or.jp/faq/answer04.html

ということで宗教法人認証に関する結論になるけど、その14年にわたる税務問題が決着するまでは、宗教法人の認証なんか進むはずがないよね。

国を相手どって裁判しているのに、国の別の機関が宗教法人を認証してしまったら、大変な問題になるだろうから。

そんなわけで勝訴が確定した2006年以降に、再び認証の手続きが始まり、6年後の2012年に認証になったわけだよね。

認証制なんで、もう少し早く認証されてもいいと思うけど、オーム真理教事件以降は、文部科学省(文化庁)も認証に厳しくなって、かなりの時間をかけるようになったそうだ。

当然、民主党政権だったから認証されたわけではなく、国との裁判も解決し、その後も悪い噂も問題も何もないことを確認した上で、そろそろ認証になる時期だっただけのことだよね。

そもそも霊感商法で急成長中の宗教団体だったら、いくらなんでも宗教法人に認証されるはずがないことくらい、常識でわかるよね笑

簡単に書くつもりがメチャクチャ長くなったけど。

もう一つだけ、霊感商法やカルトではないことをもっと説明したかったけど、これも長くなりそうなのでまた次にしようかな。

PS:ここで書いた内容について、もっと詳しく書かれている報道記事が新たに出ていたので、リンクを追加しておくね。(10/24)

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