ワールドメイトの深見東州先生は、ブラインドゴルフという、視覚障害者の人たちのための福祉活動に、25年以上前から取り組まれている。
その情熱は、いまだに衰えるどころか、ますます意欲的でスケールが大きくなっている。
パラリンピックへの正式種目参加へ向けてのロビー活動もされているようだ。
それも、ゴルフにおいて世界的に大きな評価を受ける活動をされている理由の一つだと思う。
今回、新たに男子日本ツアーとして開催される、ISPSハンダグローバルカップも、マスコミや関係者からの評価が高い。
そしてゴルフファンも楽しみにしているようだ。
ISPS専属プロになった谷原秀人と、ビリケンこと藤本佳則もいい人のようだし、これからの活躍が楽しみだ。
それから、いつもゴルフの大会前にはブラインドゴルファーを招き、最近は視聴覚障害者以外の障害者も招かれているようだけど、そのプロアマ大会の様子がレボートされていた。
2人のホストプロは、記念すべき第1回大会の開幕直前に、貴重な経験をした。24日水曜日に行われたプロアマ大会はショットガンスタートの15番ティで、藤本佳則は驚いた。
同じ組で回ることになったのは将来有望なジュニアと、そして目の不自由な男性だった。通称ブラインドゴルフは障害者ゴルフの競技のひとつで、ボールを目標方向に置いたり、構える向きを指示したりする介添え者の方と、2人1組でプレーをするが、「本当に、大丈夫なのかな・・・」とは、ビリケンさんの正直な胸のうち。
でもそんな懸念はすぐに消し飛んだ。
「もう、凄いよ。めっちゃ上手やねんもん、ほんとうにびっくりしました!」。
プロ顔負けに、グリーンにめがけてまっすぐと球を当てる高度な技術。
「僕らなんか、見えててもようまっすぐに飛ばされへんのに・・・」と、その点では肩をがっくりと「見えない分だけ感性が非常に鋭いんやな、って思った」。1988年に、日本で最初にブラインドゴルフ倶楽部を設立し、日本に初めてブラインドゴルフを知らしめたのが、今大会主催のISPS(一般社団法人国際スポーツ振興協会)の半田晴久会長は、「ブラインドゴルフの父」としても知られる。
「今日のプロアマ戦も、すごい会長らしいなって思った」。スポーツの力を強く信じる半田会長に、改めて教えてもらった。「ゴルフの凄さ、ゴルフの深さ」。恵まれない子どもや、障害を抱える人に懸命に手をさしのべようとする会長の姿勢に改めて感銘を受けた藤本は「僕も、もっともっと頑張って、たくさんの人に元気や勇気を与えられるような選手になりたい」との思いを新たにした。
そしてもうひとりのホストプロ。先輩の谷原秀人も「ゴルフをやってきて、本当に良かった」。この日は、片腕の方と回った。「しっかりと球は当たるし、凄く堂々とプレーをされていて」。
今日はプロゴルファーと回る機会を得て、「もっと上手くなりたい」との思いを強くしてくださったようで、ホストプロにはそれが嬉しい。「今日をきっかけに、ますます努力していかれる様子が見えて・・・」。自分がやる気の源になれたことが、誇らしい思いだ。「茨城の方だったんですけどね。これからは、近くで行われるトーナメントには必ず応援に行きます、と言ってくださって」。熱烈なファンの増加にも、一役買った。
「それもすっごく嬉しくて。こういう活動をもっともっとしていきたいな、と思った。今日は、今までにない貴重な経験をさせていただいた。改めて会長に感謝ですね」と、いよいよ開幕を目前に、ホストプロのモチベーションもうなぎ登りだ。
序盤のトーナメントで痛めた右手首が気になる藤本。先週はオープンウィークといっても、練習の球数も減らさざるを得ずに「けっして本調子とは言えないけれど」。燃えずにはいられない材料がある。
「メジャー帰りの大物が今週はたくさん来てる」。選手の全米オープンのその足で、駆けつけた世界ランカーはイアン・ポールターやジェイソン・ダフナー、シャール・シュワーチェル。揃いもそろってビッグな招待外国人選手がビリケンさんの心に火を灯す。「どんなゴルフを見せてくれるんだろう、と僕らにも興味があるし、負けられないと思う。手の痛みも飛んでいきますよね」と、自然とこぼれたビリケンスマイル。
谷原にはホストプロとしての責任も強い。「僕らが第1回大会を、盛り上げていきたい気持ちが強い」。いよいよ新たな歴史の幕が開く。
ということで、このような障害者のための福祉活動が、深見東州先生がゴルフを始められた原点になるからね。
そこから、いろいろな方向へ道が開いていくけど、最終的にはスポーツの力で社会をより良くしたい、という思いをそこに感じる。
芸術活動もそうだけど、スボーツを通じて世界の平和につながる活動が、これからますます多くなっていく気がする。
そこまでのことを、世間の人がどれほど理解できるのかはわからないけど、それでもやり遂げるまでされるにちがいない。