欧米で社会現象になっているというポケモンGOが、いよいよ日本にも登場しそうだ。
アメリカではリリース1週間で、アプリとしては過去最大のヒットとなり、アクティブユーザー数でも、ツイッターを軽く抜いているそうだ(北米で2100万人を超えた)。
一大センセーションを巻き起こし、サーバーがとても不安定になってるらしい。
このゲームは、任天堂と提携したナイアンティックが作って、その大ヒットのおかげで、任天堂の時価総額は配信以来、一気に2倍以上に急伸し、ソニーやキャノンを抜いた。
個別銘柄の1日の商いで過去最高を記録し、東証一部の4分の1近くをしめるなど、関連する銘柄にも波及し、株価の押し上げに貢献しているそうだ。
まぁ、最近は暗い話題が多かったので、こういう楽しそうな話題もいいかなと思う。それにしてもポケモン人気の凄さには驚くよね。
ワールドメイトでも度々話題になった妖怪ウォッチに、その人気が奪われているのかと思っていたら、とんでもなかったようだ。
日本でこそ、妖怪ウォッチの人気はすごいけど、海外で比較すると、圧倒的に知名度の差がありすぎる。ポケモンは、世界93の国と地域で放送されているそうだ。
対して妖怪ウォッチは、韓国中国台湾などの周辺の国ぐらいで、本格的な海外進出はこれかららしい。まぁ、デビューしてまだ3年くらいだし、ポケモンは1996年なので20年にもなるからね。
それにしても驚いたんだけど、ポケモンの商業的成功がスゴすぎる。ボケモンを冠したゲームは世界で2億7千万本を売り上げ、ポケモンカードは215億枚、市場規模は4兆4千億になるらしい。
これは、スターウォーズやハリーポッターの市場規模が約2兆円ということで、いかにものすごいことかがわかるよね。というより、世界中で愛され続けてきたキャラだったことに、改めて気がついた。
ポケモンというと、どうしても、低学年の子供達に人気があるイメージしかないんだけど、今回のポケモンGOの海外での話題を見ると、若い大人を中心に幅広い層が夢中になってるように見えた。小さい頃から馴染んでいた人も多いのかな。
ワールドメイト会員では、あまりゲームに夢中になる人を知らないし、自分もほとんどしないし、今回の大ヒットした感覚がよくわからなかった。今回のニュースを見る限りでは、大人たちにとても注目されているから、なんでだろうと思っていた。
ちなみにこちらの動画は、レアポケモンのゼニガメが出現したと聞いて、公園に人々が殺到している様子。
Pokemon Go players go mad as rare Pokemon appears in US park
このポケモンGOは、iOS/Androidスマホ用の無料アプリのスマートフォンゲームで、現実に歩き回りながら、ポケモンをゲットして育てたり対戦したりするゲームのようだ。
その大きな特徴は、AR(Augmented Reality、拡張現実)の技術を採用したことらしい。
つまり、カメラで風景画像を捉えた時に、そこにポケモンのキャラクターが合成されて表示されるそうだ。なので、まるでポケモンがそこにいるかのような楽しさが味わえるそうだ。
これじゃあいい大人でも熱狂するのも無理もないかも。
Googleマップをもとにした地図で、実際に街中を歩きまわってポケモンを探していくようだ。
ポケモンを発見するとカメラ映像に投影されるので、それをゲットするというシンプルながら、現実世界とゲームの架空世界ををARという技術によって繋いだことが画期的だったんだね。
しかも、そこに世界的な人気キャラクターのポケモンが重なり、空前絶後の社会現象になったようだ。これから日本に登場するけど、どうなるんだろう。
ポケストップ(アイテムなどを補給できるポイント)やジム(ポケモンの強化・対戦などのポイント)がある場所は、プレーヤーが集まりすぎてお祭り騒ぎになっているとか。当然、様々な問題も起きてるそうだ。
あのジャスティン・ビーバーが #ポケモンGO に熱中しながらNYの街を駆け回っている #PokemonGOhttps://t.co/DkcGjQsiCj
— BuzzFeed Japan (@BuzzFeedJapan) 2016年7月19日
とにかく話題は尽きないポケモンGOだけど、興味深いのは、このアプリがメンタルヘルスに効果を発揮しているという話だ。
現代では、うつ病の人や、外に出るのが怖いという人がたくさん増えているけど、そういう人たちの中で、このポケモンが欲しいために積極的に外に出ていく人がいるそうだ。
「ポケモンGOは、すでに医者やセラピストが薦めるどんなものよりも、自分のうつに効いている」などという人もいた。
Twitterには『Pokemon GO』のおかげで外出でき、友達や見知らぬ人とのやり取りが楽になったと喜びの声が溢れているらしい。
ポケモンGOが、精神疾患患者に対して「意図せぬポジティブな効果」を持っていると指摘する学者もいるそうだ。
ゲットするためには外に出て、たくさん歩かなければいけないので、いつの間にか病に対して効果がある行動になっているのかもしれない。ワールドメイトでも、うつ病への関心は高いけど、このアプリが本当に効果があるのなら素晴らしいことだなと思う。
いいね。 RT @colappy: アメリカ人の知り合いにポケモンGOについて聞いてみたら「子供の肥満問題に対してオバマ大統領が8年費やしても成し遂げられなかったことを、 ポケモンGOは24時間で成し遂げた」って言ってて草。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2016年7月12日
ポケモンGOはどうやら亡くなった任天堂の岩田社長が「ゲームは確かに楽しいが、それが原因で子供達が外で遊ばなくなった。外に出て遊べるゲームにしよう」みたいな趣旨で考えたゲームらしく、それ聞いて感動してる。
— パ ラ (@metaludon) 2016年7月11日
ところで、本当は今日配信されるはずだったのが、明日以降に延期された模様。明日は深見東州先生の武道館コンサートなんだけど。