ワールドメイト会員の間でも、いつになく関心が高い今回の伊勢志摩サミットだけど、いよいよ今日から首脳会議が賢島で開催される。
賢島には、賢い島という意味があるのかどうかは知らないけれど、G7の首脳に英知が湧いて、今後の世界にとって、賢明な成果となって現れるといいけどね。
- 前回のドイツ・エルマウサミット
(今回の参加首脳)
ドナルド・トゥスク欧州理事会議長(EU)
ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長(EU)
バラック・オバマ大統領(米)
デービッド・キャメロン首相(英)
マッテオ・レンツィ首相(伊)
アンゲラ・メルケル首相(独)
フランソワ・オランド大統領(仏)
ジャスティン・トルドー首相(加)
安倍晋三首相
ところで、ワールドメイトでも毎年御垣内参拝をしている伊勢神宮だけど、今回のG7の首脳が揃って、御垣内参拝をするそうだ。
伊勢神宮の内宮では、26日は午後まで、一般人は立ち入ることができないようだ。
それから、すでに来日しているカナダ首相夫妻は、一昨日、明治神宮に参拝して、絵馬に「日本とカナダの偉大な友好関係が両国民や世界の人々のためになるように」と願いを書いて奉納したそうだ。
カナダのトルドー首相は、44歳という若さとイケメンで、それだけが理由ではないだろうけど、世界でも人気があるそうだ。
それにしても今回のサミットは、過去最高に複雑な問題が山積みの時期に開催されるサミットのような気がする。この1年だけでも、世界はすでに混沌を通り越して激動していると思うし、行くところまで行ってしまうのかなというくらいになっている。
あまりいろいろなことが続くと、麻痺して驚かなくなってきた自分が怖い気もする。
大きな課題だけでも、停戦への合意はしたものの、シリアの内戦の行方はまだまだ見えないし、また、欧州や中東、アフリカやアジアでのテロも沈静化する兆候はなく、むしろ活発化している。
そして、それに伴う大規模な難民問題は、依然として出口は見えてこない。加えて、世界の経済の先行きがとても不安定になっている。
ワールドメイト的には、地球温暖化を以前から懸念していたけど、それが、今や大きな自然災害となって、ますます猛威を振るっている。去年のパリでの会議では、なんとかギリギリで、世界中の国が対策のために結束する方向に向かい始めたけど、まだまだこれからだ。
そして、中国の南シナ海での軍事拡張、北朝鮮の核開発、また最近ではアメリカでのトランプ旋風も笑い事ではすまない気がする。
世界最大の国家の大統領を決める選挙だから、誰がなるのか、今回の特殊な傾向に異例の注目が集まっている。
まあ、それらの問題の多くは海外が主体になっているので、日本にいると直接ピンと来ないものもあるだろうけど、確実に日本にも世界全体にも、とてつもなく影響を及ぼす問題ばかりなので、よほど賢い知恵でもって対処しない限り、収集に向かいそうにないものばかりだ。
ワールドメイトの神事でも祈りたいけどね。
それから、首脳会議以外の関係閣僚会議もすでに各地で開催されてきた。
ここでは、去年採択された、「持続可能な開発目標(SDGs)」についても話し合いがされたと思う。
それを受けて、今回の首脳会議でも重要な議題となるので、その推進と実現に向けての取り組みに期待したい。
国連サミットで去年採択された「持続可能な開発目標」は、2030年を期限として、発展途上国だけでなく先進国も含めた社会や経済の持続的な発展を目指すもので、貧困や格差の解消など17分野169項目で目標を掲げている。
また、日本政府としては、先週20日に、伊勢志摩サミット開催に向けて、貢献策を具体的に発表していた。
以下は、その時の安倍首相の談話から。
「持続可能な開発は、伊勢志摩サミットでも大きな議題となります。議長としてG7各国のリーダーにもSDGsへの積極的な取組を呼びかけるため、我が国として以下の貢献策を決定しました。
まず、途上国の女性の活躍です。このために新たに策定した開発戦略に基づき、3年間で5千人の女性行政官等の育成と5万人の女子の学習環境の改善に取り組みます。
また、国際保健について、公衆衛生危機対応、感染症対策、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成のため、グローバルファンド、WHO、世銀のパンデミック緊急ファシリティ等に対して、今後新たに約11億ドルの支援を行う方針です。
難民を始め、深刻な人道危機に直面する中東地域の社会安定と包摂的成長のため、本年からの3年間で、約2万人の人材育成を含む約60億ドルの支援を行います。同時に、シリアの若者に日本への留学機会を増やし、また、難民支援の現場にJICA専門家等を派遣したいと思います。」
国際保健や中東の支援に7800億の支援をすることが決まったようだ。
今年の3月、深見東州先生やピオット博士などの協力で開催された「世界の医療と、国際政治サミット」では、感染症対策について議論されたけど、その分野へも多くの支援がいくようだ。
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院学長のピーター・ピオット博士は、感染症対策として、初動を早めて効率良いWHOの体制作りが必要 な事、グローバル医療の必要性と説明責任、新しいワクチンと治療方法の開発など、いくつか重要な提言をしていた。
〔動画〕「保健分野における国際協力」
G7伊勢志摩サミットで議論される主なテーマのひとつである「国際保健」について、日本のこれまで果たしてきた役割や取り組み、意義をご紹介します。https://t.co/CUCm4xkMXy— 外務省 (@MofaJapan_jp) 2016年5月24日
おはようございます。セントレアです。本日5月26日から伊勢志摩サミットが開催されます。会場となる賢島までの玄関として、セントレアは各国首脳をお出迎えしました。米大統領専用機の「エアフォース・ワン」もセントレアにやってきました。 pic.twitter.com/FpPCNXDPvr
— 中部国際空港セントレア (@Centrairairport) 2016年5月25日
伊勢神宮で安倍首相がG7各国首脳を出迎え、伊勢志摩サミットが開幕しました。 pic.twitter.com/itPkjvKltK
— 日経LIVE (@nikkeilive) 2016年5月26日
G7首脳は伊勢神宮を「訪問」しました。安倍首相はきのう「参拝」しています。なにが違うのでしょうか?https://t.co/kOdKhFlYRn pic.twitter.com/SbEzcAWrGw
— 日経LIVE (@nikkeilive) 2016年5月26日