今回の「深見東州のぜんぶ私の歌、ぜんぶ私の話」は、ハンダウォッチワールド西荻本店のオープンセレモニーのときのお話を放送されていた。
HANDA.TVでは、同じものが映像で放送されている。そちらを見ると店内の様子も少しわかるけどね。
昭和52年1月に植松愛子先生との出会いがあり、その後西荻窪と荻窪の間あたりに住まい始められたことはワールドメイトで聞いていた。
そして、翌昭和53年4月から西荻窪でみすず学苑が始まったそうだ。それからずっとだから、予備校を38年間、時計を36年間、西荻窪に根ざしてやってこられた。
お話を聞いてて、西荻窪においてしっかりと仕事を定着されてきたんだなと思った。
そして、時計の恋人というお店を新宿高島屋に、かれこれ20年間出店してきて、その間ずっと黒字を続けていたにもかかわらず、今年の2月のバレンタインデイを最後に引き上げられたそうだ。
5万円くらいまでのローエンド商品を扱ってこられたそうだけど、現在はミドルエンドの時計にまで広がっている。そのため、これからは良い時計ライフを提案できるような、提案型のショップを目指すにあたり、デパート型の展開では限界があるそうだ。
他にも理由があったようだけど、今年の6月に吉祥寺に新しい3階建ての自社ビルを建設し、時計のお店を展開することになっているそうだ。
今回のハンダウォッチワールドとは、また違った品揃えになるらしい。
ハンダウォッチワールド西荻本店は、8つの海外ブランドが一緒になった直営店になっている。
直営店はワンブランドというイメージがあるけど、そこが今までにない新しい展開であり、やり方なのだろう。
今回の時計のブランドがリシュモングループとか、スウォッチグループとかに入ってないので、自由にやれるという環境もあったようだ。
ちなみにその8ブランドとは、「キャンディタイム」「ジャスト・カヴァリ」「ディーチ」「ロシャス」「ロベルト・カヴァリbyフランクミュラー」のファッション系5ブランドと、「カトレックス」「ヤーマン&ストゥービ」「ユニオン・オルロジェール」のスイス機械式時計の3ブランドになる。
ところで世界の時計業界は、とても奥が深いというのか、みんな知ってるロレックスやオメガの高級時計なんかも、全くかなわないようなハイエンドな世界があることを知った。
単体のブランドとしての売上高だけ見ると、ロレックスが断トツトップで、以下、カルティエ、オメガと続くんだけどね。
ところが、時計業界のブランド力とラグジュアリー(高級品)度の格付けで行くと、世界3大高級時計メーカと言われるパテック・フィリップとオーデマ・ピゲ、リシュモングループのヴァシュロン・コンスタンタンがトップ3になる。
そしてランゲ&ゾーネ、ブレゲ、リシャール・ミル、ジャガー・ルクルト、ウブロなどが続くようだ。
深見先生の話では、今、ウブロが人気らしいけど、フランク・ミュラー同様に、新興のトレンドプランドの扱いになっているようだ。
そして、世界にはファッションやジュエリーなどの高級ブランドを傘下に持つの企業グループが複数存在している。
中でも世界3大ブランドグループと呼ばれるのがLVMH(ルイ・ヴィトン・モエヘネシー)グループ(仏)、ケリンググループ(仏)、リシュモングループ(スイス)で、そこが世界的に著名なブランドを複数持っていて、ファッション業界や時計業界を牽引しているそうだ。
ただし、時計業界だけに絞ると、スウォッチグループ(スイス)という企業の売り上げ規模が最大で、オメガ、ロンジン、ハミルトン、ブレゲ、ブランパン、ハリー・ウィンストン等の有名時計ブランドを揃えて、ブランド別売上高でもトップ10の半数がここの傘下になっている。
そこと、カルティエ、ピアジェ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガー・ルクルトを傘下にもつリシュモングループが、時計業界の2強になっている。
売り上げ規模で独立系のロレックスが、実質的に単独ブランドにもかかわらず3位になっているのはさすがだなと思うけどね。
そして、ウブロ、ゼニス、タグ・ホイヤー、ブルガリ、ショーメを傘下に持つLVMHグループの存在も大きくなってきているそうだ。時計事業の割合は1割以下のようだけどね。
シチズンやセイコー、カシオの国内の3大時計メーカーも性能は抜群だし売り上げでも頑張ってるけど、世界の時計業界のブランド力においては中堅どころになってしまう。
ハイエンドな高級時計の世界においては、もはや違う土俵になるだろうし、そもそも数千万とか億もするような時計は、スイスの一握りのメーカーしかつくれないし、作っても売れないんだろうね。
工芸品の世界だと、深見先生は言われていたけど、その意味が少し分かってきた。
そして、世界的なブランドの勢力図なんかも、調べて見るとなかなか面白かった。