とにかくスゴ〜い。
深見東州団長が初めから最後まで歌って芸をするという、ほとんど出ずっぱりの演出だった。
いちばん活躍されていたけどね笑。アンコールまでいれると全24曲も歌われた。
今回の明るすぎる劇団定期公演は、去年までとガラッと変わって、ミュージオモと歌ントマイムになるという説明は書いてあったけどね。
ミュージオモも歌ントマイムも、実際に見てみるまではよくわからないからね。
まず歌ントマイムには爆笑した。
小林旭の歩き方から、ペンギンの歩き方になっていき、それからおっとせいとアザラシになっていくパフォーマンスは、特に死にそうにおかしかった。
アザラシやオットセイの特徴をよくつかんでいて、そっくりに真似される。なんであそこまでできるんだろうと、会場の全員が笑い転げていたけど。
歌そのものは中高年向けの選曲だったようで、知らない曲も多かったけど、オリジナルの歌手のモノマネをしながら歌うパフォーマンスに会場が沸いていた。これが歌ントマイムなのだろう。
パントマイムは言葉を出さすに演技するけど、歌ントマイムは歌いながら芸をされる。
今回は、おなじみの東州チャッブリンのパントマイムはなくて、深見東州先生が劇に合わせて衣装を変えながら熱唱された。
ホント芸達者というのか、いろんな種類の芸を持っていて懐が深いよね。
いつあんなことを練習されているんだろうと思う。あんなに忙しい身なのにね。
そして今回は4つの演目を上演された。
はじめの「南極物語」は、深見先生のオリジナル曲に合わせたミュージカルのような仕上がりで、ペンギンたちの動きと踊りが楽しかった。しかし最後はホロっとくるストーリーになっていた。
そのあとの3つは、いつもの不思議なシュールなストーリーで、今度は深見東州先生による歌がライブで絡み、ストーリーが進んでいく演出で、これがミュージオモなのかな。
劇のストーリーに合わせて、あるいは先行してフルバンドの生歌が入るというのは、今までにない試みだよね。
誰も考えないような、見たことがない演出だった。
そしてかなり高度な演出だったと思った。
なにしろ歌の歌詞と、その劇の演技が、ピタッとあわないといけないし、それを情感込めて歌う深見東州先生と、演技をする劇団員との息も合わなければいけない。
その絶妙なかけあいが、ミュージカルにない面白さなのかもしれない。
また、今回はナレーションも玄田哲章さんはじめ、一流の人が3人もいた。
それぞれいい味が出ていて、歌と劇とがうまく絡んで一体となっていたと思う。
会場は今年も満員だった。
ワールドメイト会員で来てる人も多くいたけど、そうじゃない人もたくさんいたようだった。
劇団も年々進化しているけど、人気もどんどん浸透しているんだろうね。