2014年度の、ワールドメイト正月神業が行われた湖琵琶湖は、世界でも三番目に古い古代湖といわれている。
古代湖とは、10万年以上存続する湖で、独自の進化をとげた固有種などもたくさんいるそうだ。世界で20箇所しか確認されていないといわれている。
そんな琵琶湖をパワースポットとして以前紹介したけど、いまいちど歴史から見た視点で、少々紹介してみようかな。
琵琶湖といえば、安土桃山時代の栄華を思い起こす人は多いだろうけど、その筆頭はなんといっても信長だろう。
今は焼失したけど、190メートルばかりの安土山に信長が築いた安土城の絢爛豪華なありさまは、今に伝えられている。
この当時は、山のふもとまで湖だった
地下1階、地上6階だての安土城の、最上階を復元した様子。きらびやかな装飾だ。
岐阜にはじまり、東海、近畿、北陸、中国と領地を広げて、いよいよこの安土城を拠点に、信長は天下統一を目指した。
一方で羽柴秀吉は、琵琶湖湖畔にはじめての居城となる長浜城を築いた。
そして竹生島弁財天に祈願し、これを手厚く保護し、その後出世街道を駆け上っていくのだった。
伊吹山から見た琵琶湖。眼下に見えるは、昔、長浜の城下町だったところ。その先に竹生島が見えている。
能の演目『竹生島』は、弁天さまと金色いろの龍神が登場して、金銀財宝を竹生島に参詣にきた天皇の臣下に捧げるというお話し。
そのように、天下統一をなしとげようとした信長や、実際に天下を統一した秀吉に深いゆかりがあるのが、この琵琶湖なのだった。
ぜひとも琵琶湖の神さまには、個人というより日本全体のために、いまこそパワー全開で動いてもらいたいよね。
今年のワールドメイトの神事では、そのこともしっかりと祈願したけど。