明るすぎる劇団・東州定期公演の、今回のラストの演目は「白熊」という、これまたユニークな内容の物語だった。( ̄∀ ̄;)
原作となるシナリオは、「蜥蜴」「バッタに抱かれて」に続く、次回3作目となる戸渡阿見先生の短編小説に入るという噂だけどね。
主人公である雌の白熊と、ある人間の男との恋物語なんだけど、先日お花見に行ってきた、ワールドメイトおすすめの吉祥寺が舞台になっていた。
2人(?)の出会いは吉祥寺にある、とある美容院から始まるんだけど…。
その美容院に行きつけのある男性が、髪をカットにやってきて、そこになんと美しいメスの白熊が現れ、毛並みをセットしてもらっているという、とてもシュールな展開で進んでいく。
白熊の二の腕のふさふさした白い毛をブロ—する、熊語がわかるという美容師の仕草は、かなり大うけだったけど。∑ヾ(⌒ε⌒;)
そこからだんだん恋が芽生えて、というより白熊さんから人間の男に積極的にアプローチするんだけど、とってもファンタジーなムードになっていく…。
最後は井の頭公園を舞台にドラマチックな展開になるんだけど、そこに集う若者たちのリアクションやパフォーマンスが可笑しくて、またまた大爆笑の連続…。
そして最後に人間と白熊の不思議な恋が成就するんだけどね。
そこには地球温暖化によって、住むところが無くなった白熊が日本に派遣されるという、何かそういう社会風刺が込められている気がした。
でもそれを、長い間プラトニックな哲学的な恋しかできず、恋人ができなかった主人公の男性が「あなたと会えたのも、地球温暖化のおかげです」なんて軽く言えるところが、この物語をハッピーエンドな、温かいものにしているのかもしれない。d=(⌒〜⌒) =b
なんともいえない感動の余韻が心地よい、ファンタジックな恋物語なんだよね〜。
バックに流れる深見先生作曲の「ムー大陸」の旋律の美しさが、さらなるロマンチックな世界に誘うという、とてもおしゃれな演出もあった。
それにしても、白熊に扮した葉子ヨコハマさんのメークがとってもかわいかったね〜。( ̄∇ ̄;)
byあんこ