先日行われたISPSハンダマッチプレー選手権の記者発表会のことが、いくつかのスポーツ紙で詳しく紹介されていた。
試合のあらましは先週書いたので、それ以外の、当日の国際スポーツ振興協会会長である深見東州(半田晴久)先生のお話などを紹介しようかな。
まず、去年までのグローバルカップ開催から、マッチプレー開催に変わったことについて語られていた。
「昨年までは、ISPSグローバルカップとして、グローバル化への対応、スポーツの社会貢献、ゴルフによる地域興しをテーマに開催してきました。今回は、日本人ゴルファーの技術や戦術の向上、本当に世界で戦える枠組みを作ろうとの思い出、マッチプレー競技のトーナメントを開催することになりました。」
過去2度にわたるグローバルカップ開催を振り返ると、メジャー制覇クラスの強豪を海外から多数招聘されていた。
ふつう1人か2人の海外の大物選手が、日本のトーナメントに参加することはあるそうだ。それも、海外のトーナメントが一段落する11月以降に来日するらしい。
ところが多数の海外選手が、6月というシーズン真っ盛りの大事な時期に来日するというのは、未だかつてなかったことらしい。
それは、深見東州先生の世界での交流があってこそ実現したんだろうけどね。
それによって、日本にいながら、まるで海外のトーナメントを見ているようだという声があったそうだ。
ゴルフのグローバ化への対応というけれど、日本選手にとって、特に海外を知らない選手にとっては、世界基準のハイレベルの選手たちとのプレーこそが、何よりも世界へ意識を向けさせることになるのかもしれない。
世界で活躍する一流選手とプレーすることは、大きな刺激になるよね。
あと世界数億世帯の家庭に向け、テレビ放映されるなどの、グローバル化へ向けての試みをいくつかされていたと思う。
また、石川県や山梨県での開催では,地域とも連動したトーナメントの開催になっていた。
去年はUFOの街石川県・羽咋市のアピールにも一役買っていたよね。また、地元小学校の児童を社会見学のために招待するなど、地域おこしと社会貢献にもかなり力を入れられていた。
そして今回は、どうすれば日本のゴルフが活性化して、グローバルに戦える選手を育てることができるかを、日本ゴルフツアー機構の大西副会長と考え抜かれたそうだ。
かねてから松山英樹だけでなく、日本の男子選手で、世界に活躍する選手が出てくることを願われていたと思うけど、その甲斐あってか、今年は谷原秀人選手が世界で活躍しているよね。
谷原秀人の世界ランクは現在50位前後なので、まだまだこれからだとは思うけど、明らかにこれまでとは違ってきてるのがわかるから。
それで今回のマッチプレーになった発端は、ネスレのマッチプレーを見て、ネスレの高岡浩三大会会長のマッチプレーの灯を絶やさないようにしたいという言葉にインスパイヤされたからだそうだ。
もともと、「マッチプレーこそがゴルフの原点」との思いを持たれていて、強い選手はマッチプレーにもストロークプレイにも両方強いと言われていた。
そこから大西副会長の協力もあって、日本の男子ゴルフツアーでは14年ぶりのマッチプレー開催へとなったそうだ。
マッチプレーは、一対一の勝負の連続になるから、メンタルや技術などの全てが揃ってないと勝てないそうだ。なので、マッチプレーで体力と精神力をギリギリまですり減らして戦うことにより、日本人ゴルファーの血となり肉となって、若い選手の成長につながるはずと言われていた。
前回も書いたように、今回は優勝までに、7回(シード選手は5回)もの一対一の勝負に勝利しなくてはならない。そういう厳しい設定のマッチプレーは日本ではなかったそうで、そこまでの環境で鍛えられることが、世界に通じる選手の育成にもつながるということのようだ。
大西副会長は、「誰もやったことがないことをやりたいという半田会長の熱意がこの大会を実現させました」と言われていた。
そんな誰もやったことがない大会を通して、日本選手の大きな飛躍を期している深見先生の気持ちが伝わってくる気がした。
壁を超え、意識の壁を破り、世界に羽ばたいて欲しいという思いを持たれているのだろう。
そもそも誰もやったことがないトーナメントを開催するということが、深見先生も壁を破って、意識の壁を超えているからできるわけで、あとは選手たちも意識の壁を超え、実力を磨いて世界にチャレンジしていくようになるといいよね。
深見先生とも親しい、シャール・シャワーツェルや、パドレイグ・ハリントンも、日本選手はもっと海外の試合に出た方がよいと言ってたそうだから。
そして、そういう志ある若者には、チャンスを与えるための支援を、深見東州(半田晴久)先生はしたいと言われていた。
いちスポンサーでありながら、ここまで真剣に日本のゴルフ界の発展を考え、実行している団体(企業)や人物はいないよね。そして、ゴルファーたちの幸せも考えられているなと感じた。