今年は、深見東州(半田晴久)先生が会長の国際スポーツ振興協会や、ミスズコーポレーションが東京ヴェルディのスポンサーになったので、サッカーの話題がこのブログでも増えている。
でも、ゴルフの話題も、やはりたくさんあるよね。
今年の国際スポーツ振興協会のゴルフ関連の話題では、なんといっても谷原秀人の世界的な活躍が印象に残っている。
3月のWGC-デル・マッチプレー選手権で世界の強豪を次々撃破し、準決勝で世界ランク1位のダスティン・ジョンソンの前に最後は屈したものの、かなりのところまで追い詰めていた。
あれはホントスゴかった。見に行ったわけではないんだけどね、テキサス州だし。だけど、報道や動画を見ていても興奮するような試合だったから。
その頃、飛ぶ鳥を落とす勢いだったダスティン・ジョンソンと、あそこまでデッドヒートを繰り広げれば、アメリカのゴルフファンにも、しっかりと谷原秀人の名前は焼き付いたよね。
日本には、今や世界ランク1位とメジャー優勝に向かって王手をかけた松山英樹がいるけど。
日本人ゴルファーでは、彼ばかりが注目されていた中で、谷原秀人もいるんだよってアピールできたかなと思う。
現地のマスコミやファンの間で、「タニハラって誰なんだ」と、一躍有名になったそうだから。
逆にいうと松山英樹を別格とすれば、あとは石川遼を知ってる人も多いだろうけど、基本的に日本人男子ゴルファーなんて、世界ではほとんど知られてないという厳しい現状を知った。
深見東州先生が、ゴルフの世界的なグローバル化の流れの中で、日本は取り残されると危機感を持たれているようだけど、そもそも男子ゴルフ選手の知名度においては、世界では存在感がないんだなと感じた。
ゴルフの市場とか、ゴルフ人口という意味においては、かなり存在感があるわけだから、あとは世界的な選手が、松山が頑張っている間にもっと育っていかないといけないよね。そうしないと、ゴルフを志す有望な若者たちも減ってしまいそうな気がする。
ところで今回、8月と9月の2回に分けて行われる、ISPSハンダマッチプレー選手権の記者発表会が、都内で開催されていた。
あとで、その詳細も紹介するけど、その会見に出席していた谷原秀人は、WGC-デル・マッチプレー選手権で4位になった少し前の2月に、「ISPS HANDAワールドスーパー6パース」というマッチプレーの試合に参加していたそうだ。
その時は15位だったけど、そのパースでのマッチプレーを戦ったから、テキサスでのWGC-デル・マッチプレー選手権にも行くことになった、ということだったらしい。
だから、オーストラリアの大会に出てよかったと、今、すごく思っているそうだ。その結果として、4月のマスターズの出場資格も得ることができたわけだしね。
その後もアメリカやヨーロッパの男子ツアーを転戦している。
松山秀樹から指名されて2人でペアを組み、チーム戦にも出場していたよね。残念ながら32位だったけど。
でも、5月末にイギリスで開催されたヨーロッバ男子ツアーの、BMW PGA選手権ではトップと3打差の3位タイという好成績を残した。
日本での報道が少なかったので知らなかったけどね。この試合はヨーロッバツアーの旗艦大会となるレベルの高い試合らしいので、すごいなと思う。
それで、今回のISPSハンダマッチプレー選手権の会見のニュースを紹介しようかな。
賞金総額&優勝賞金ともに国内最高「ハンダマッチプレー」8、9月に開催-東スポ
賞金総額(2億1000万円)、優勝賞金(5000万円)がともに国内最高額となる男子ツアー「ISPSハンダマッチプレー選手権」(千葉・浜野GC)の概要発表会見が21日、都内で行われた。
出場選手は104人。まず8月1~2日に同週の世界選手権シリーズ「ブリヂストン招待」出場資格を持つ選手と、昨季開幕戦から今年の「ツアー選手権」までの賞金ランク上位者合計8人の「シード選手」を除いた96選手によるマッチプレー1、2回戦を行う。勝ち抜いた24人とシードの8人で、9月6~10日に3回戦から決勝戦を行う形式だ。
ということで、昨年までのISPS半田グローバルカップが、このマッチプレーになったと思えばいいよね。
ただし過去のマッチプレーの試合と比べても、かなりハードな試合になるとのことだ。
それは、初めから全てをマッチプレー方式で行っていくからのようだ。
普通、マッチプレーの大会は、予選だけは通常のストロークプレイで行われ、その成績上位30人とか40人とかが、本戦のマッチプレーに出場するというやり方がほとんどのようだ。
ところが今回の大会に出場する104人の選手は、初めからマッチプレー方式で対戦する。
これが何を意味するかというと、ストロークプレーならばスコアが思ったように伸びない日があっても、トータルで良い成績を残せば優勝のチャンスがある。
ところがマッチプレー方式だと、一対一で戦い、しかも勝ち抜き戦になるので、対戦相手が調子良かったりすると、そこで終わりになってしまうよね。
1ホールごとに勝負し、18ホール内での勝利数の多さで勝敗が決まるので、1ホールごとのプレッシャーは、通常の試合よりもかなり大きい気がする。
ゴルフの試合をやったことはないけど、なんとなくそれはわかる気がする。
そんな後がない戦いがマッチプレーであり、今回優勝するには7回のラウンドを(シード選手は5回)、ことごとく勝ち上がらなければいけないわけだよね。
これはもう体力や技術だけではなく、タフな精神力と集中力の持続が要求されると思う。
なのでマッチプレーは真の実力を引き出し、磨いてくれる試合方式と言われているそうだ。
そして、それを究極まで徹底したのが、今回の「ハンダマッチプレー」と言えそうだ。
そんな大会ならば、見る方にとっても、かなりおもしろいと思うけどね。
ところが、日本ではマッチプレーの大会がほとんど行われなくなったそうで、それはテレビ局やスポンサーが、強くて有名な選手が早々と姿を消すことを恐れた結果のようだ。
あまり名前の知れてない選手ばかりが勝ち残ってしまうことも、けっこうあるんだろうね。
そうなると、一般的に見る人の興味が薄れてしまい、スポンサーやテレビ局にとっては都合が悪くなるようだ。
なかなか難しい問題だけど、スポンサーがISPS(国際スポーツ振興協会)だったら、そこは大丈夫だよね。
強い日本人ゴルファーを育てることや、ゴルフ界の発展を第一に考えてあるからね。
また、テレビ局の都合が悪いのであれば、全てをインターネット放映にするそうだから。
それと、日本男子ツアーには賞金総額2億円の大会が5つあるそうだ。今回の大会はそれを少し上回る、国内最高額に設定されている。
その理由を、ISPS(国際スポーツ振興協会)の半田晴久(深見東州)会長は、「日本ツアー全体の賞金が上がるように、ちょっとだけ“出ベソ”にしました。来年は2億2000万円とかにするかもしれません」と説明されていたそうだ。
実力日本一を決めるような、スゴい大会になりそうだよね。今から楽しみになってきた。