今週から、ワールドメイトでは神事が始まる。氷見や海外以外では、久しぶりになるけどね。
そこで色々と具体的に祈りたいので、自分なりに、北朝鮮情勢をまとめてみたいなと思う。
最近日本でも、さすがにミサイルが飛んできた時のことを心配してか、ミサイル攻撃からの避難手順などを紹介する「国民保護ポータルサイト」へのアクセスが殺到しているらしい。
今月に入って数百万のアクセスがあったらしいけど、それでも多くの人は、ミサイルが日本に飛んでくるとは、あまり真剣に思ってないように思うけどね。
そして、これが韓国になると、やはり北朝鮮が韓国を本格的に攻撃することはないと、国民の多くは思ってるそうだ。
過去何度か限定的な攻撃はあったけど、在日米軍やその家族もいるからまともに攻撃なんてしてこないだろうと、だから、なんとかなるだろうという空気があるようだ。
大統領選挙とか国内事情の方が大変なのかもね。
北朝鮮は相変わらず強気で、恐ろしいメッセージを次々と発信している。ただ日本人はまたかという感じで、それに慣れっこになっているよね。
しかし、韓国もそんな感じなんだろうなと知って意外だった。
冷静に考えて、同盟国にもたらされる被害の大きさを考えると、アメリカもそう簡単に攻撃できないことはわかる。
韓国も、親戚縁者がいる北朝鮮を攻撃して欲しくないと思っているだろうし。もともとは同じ国なんだからね。
北朝鮮にしても、韓国に対して大規模な攻撃をすると、当然自分たちもやられることはわかってるだろうから、そう簡単にはやらないだろうし。
また、まもなく親北の政権が韓国に誕生するかもしれないだけに、余計そう思ってるのかもしれない。
ということで、武力を行使することなく、このままアメリカがオバマ政権の時のような戦略的忍耐を続ける気があるのかどうかだよね。
その間中国に対し、北朝鮮への一層の経済制裁を迫って、それで核保有もICBMの実装も止めさせることができれば、平和のうちに解決するんだけどね。
ただし北朝鮮の金正恩は、フセインやカダフィがアメリカに攻撃されたことを反面教師にしているらしい。つまり、核装備をしなかったから(間に合わなかったから)、フセインもカダフィもやられてしまったと思ってるようだ。
だから、核をアメリカまで飛ばせるようになるまでは、開発を諦めないのではないかと思われている。
それしか国家が存続する道はないと思ってるんだろうね。恐ろしいというか、哀れな気もするけど。
ということは、このままだと、どこかで開発が完成してしまうという現実に直面する日が来ることになる。
中国が本気で制裁を強化すれば、エネルギーが枯渇するから、開発を断念させることは可能なんだけどね。
ある程度やってるようにも報道されているけど、実際にはどこまでやってるのかよくわからない。
もし中国の説得がダメで、開発続行ができなくなるまでの制裁も加えなかったとしたら、いよいよトランプ政権が、それでも我慢するかどうかにかかってくるよね。
トランプ政権のスタンスとしては、日本と同じく平和を望んでいるけども、その平和は力によってもたらされると考えている部分が、日本人の感覚とは若干違うよね。
日本人の多くは、平和を望み、武力を使わなければ、攻撃されることもないだろうという妙な安心感があるように思える。
日本はすでにミサイルの射程内にどっぷり入っていて、核攻撃を受ける可能性もゼロではないのに、今まで対応策が本格的に取られてきたことはなかった。日本海にミサイルを発射した時に抗議する程度だった。
これがアメリカだったら、そんな怖いことになる前に、先制攻撃して相手に決定的なダメージを与えているのかもしれない。
国民性の違いもあるだろうし、アメリカはそれくらいのことはやる国だと思う。
だから、もし今後も北朝鮮がICBMや核の実験を続け、アメリカまで飛ばすことに成功しそうになれば、ピンポイントであっても、その施設を破壊する攻撃に出る可能性は非常に高いと思えるよね。
しかもトランプ政権は就任して早々、国内での公約を次々と実行に移しているものの、司法に阻止されたり、共和党内の協力を得られないなど、かなり苦しい状況になっている。
そうなると、すでに発足の時から低支持率だったけど、それらの支持者も離れていくだろうから、ここで一発、外交的なことで得点を上げようとするかもしれない。
そして相手の金正恩も、何をやるのか予測困難だと思われているから、予期せぬ事態が起きる可能性はある。
武力行使は、初めは限定的なことでも、そこから大きな事態に進展するケースも多いだけに油断できない。
それから有事に備えているのか、中国が北朝鮮との国境付近に、10万人規模の兵力を集結させているらしい。
また、ロシアも密かに国境付近に軍を集結させているらしい。
表向きはロシアも中国も、朝鮮半島での戦争と混乱を回避するという姿勢なんだろうけどね。
ロシアは、旧ソ連時代から北朝鮮のミサイルや核開発技術の指導をしてきたともいわれている。
なぜ北朝鮮で、核開発やミサイル技術がそれほど進化してきたのか疑問だったけど、バックにロシアの技術があったのなら納得できる。
そのロシアは、アメリカがシリアを攻撃した時のようには、北朝鮮情勢において動きが見えにくい。何を考えているのか不気味だよね。
そういう状況を見ると、すぐに武力行使になるとは思いにくいけども、北朝鮮が実験を再開する時に、核や弾道ミサイルの施設限定の攻撃くらいは十分あり得そうだよね。
そうなると、北朝鮮が韓国に向けて全面的な報復攻撃に出るのかどうか。
それよりも日本にある米軍基地などを単発で攻撃する可能性もあるよね。
米軍は、その家族も普段からミサイルに対する避難訓練をしているらしく、基地のシェルターにすばやくにげこむかもしれないけど、日本人にはそこまでの備えはないから危険になるかもしれない。
そんな、北朝鮮にとっては面目を保ちつつ、全面戦争は避けるという選択肢で来る可能性もあるよね。
日本への限定攻撃であれば、米軍がそれに対して大規模な空爆で報復する可能性はないと踏んでるかもしれない。全面戦争に発展すると互いにリスクが大きく、大惨事になるなるだろうから。
日本も、おそらく何もしないだろうし。
とにかくそんなことにならないように、ワールドメイトで祈りたいなと思う。とりあえず色々な状況をわかってないと、具体的に祈れないし、力がこもらないからね。
最後に、米戦略国際問題研究所(CSIS)の上級顧問のエドワード・ルトワックという人の言葉が気になったので、それを書いて終わろうかな。
平和は戦争につながる。なぜなら平和は、脅威に対して不注意で緩んだ態度を人々にもたらし、脅威が増大しても、それを無視する方向に関心を向けさせるからだ。日本にとって、その典型が北朝鮮問題だ。
詳しくは、こちらに書いてある。
ルトワック博士の緊急警告! 先制攻撃か降伏か 日本が北朝鮮にとるべき選択肢