古事記に、「此れの鏡はもはら我が御魂として、吾が前を拝(いつ)くがごとく、斎(いつ)き奉れ」と、天照大御神が瓊瓊杵命に言われた言葉がある。 この我は、当然1人称だと思うので、この鏡を(私)天照大御神様と思って拝せよ、という意味になる。でも、この我を2人称の我、という意味にとる説もあるそうだ。山陰基央という人の説だったかな? 古神道には自霊拝という、自分というものを拝するごとく、自らの魂を鏡を見て拝するという行法があるそうだ。 自分というものを拝するごとく、鏡を見て拝するというのは、自分の中に ...