ふだん、野球をほとんど見ない自分のような人間でも、ワールド・ベースボール・クラシックには魅せられてしまった。 特に準決勝のメキシコ戦では、もう日本無理かなと何度も思ったけど、最後に劇的な逆転勝利が待っていたとは。 これが野球の醍醐味かと、野球であれほど感動したのは初めてだった。 しかしそれも束の間、翌日の決勝では大谷翔平とトラウトが、一番緊迫する最後の最後の場面で相まみえるという、こんな奇跡のようなドラマが現実に起きるなんて、野球の神様って想像もつかない舞台を用意してくれたんだなって、しばらく震えが止まら ...