大スターの貫禄というのか、オーラがスゴいなと思う。そこに出てきただけで、コンサート会場の空気が変わってしまう。 プラシド・ドミンゴの、74歳には到底思えない若い声には、心底驚くしかなかった。 今回はバリトン役のアリアを歌っていたけど、全盛時のテノールの声を生で聞けば、どれだけ美声だったのだろうと思ってしまう。 今でも信じられないような美声の、なめらかで柔らかい声を自在にコントロールし、表現を細やかにできるスーバーテクニックを持っている。 世界一のテノールのレベルを見たという感じがした。 しか ...